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業務効率化とRPAやVBAとの関係

自動化することによってどれだけの時間が浮くか

RPAやVBA(Excelマクロ)による業務効率化、Kintoneのような自作アプリによる自由度の高い情報管理などが流行っています。一時的なものなのか、主流になっていくのかは今はまだわかりませんが、Excelマクロなどは数十年前から存在しているものなので、普及のカギはリテラシーなのではないかと思います。

RPAも現在勉強中ですが、実際のところマクロの拡大版に過ぎません。つまり、それ相応の知識が無ければ作成するのは難しいですし、多少の知識があっても作るのには時間がかかります。

そういった中で、どのようなロボットを作るのかどのようなマクロを作るのかといったところが非常に大きな問題になります。

ピンポイントにその業務に特化したロボットやマクロを作ることは可能なのですが、問題は特定の業務にしか使えないものだと、汎用性が無く業務効率化の効果も限定されてしまいます。

かといって、汎用性の高いものを作ろうとすると、非常に単純なものになってしまうか、あまり役に立たずに「やり方を理解するより手動でやった方が早いのでは」という感覚になってしまい、利用されなくなってしまいます。

作れる人の数を増やすべきではないか

最近感じるのは、専門的な知識としてRPAやマクロの作成をできる人材となってしまうと、それ専門で配属しない限りは片手間になってしまいいつまでたっても完成しません。私もロボットやマクロを作成してみていますが、せいぜい月に数日程度しか時間がさけないため、集中してやれば一週間程度の作業だったとしても何か月もかかってしまいます。

このように特定の人に「こんな感じのもの作って」と投げるのではなく、自分で作れる人が多数組織の中に存在して、各自で好きなように作成し、最近普及してきているビジネスチャット上で情報交換をしながら事務所全体の効率化に向けてツール作りをしていくというのが理想形だと思います。

どうしても、組織の人間は入れ替わりがありますし、昔からよくあるのは作った人がいなくなると誰も使い方が分からず、メンテナンスもできないため結局元のやり方に戻ってしまうとか、非常に便利なためいなくなった後も使い続けているが、壊れたらだれにも直せないといった状況に陥ることです。

こういった状況も、ロボットやマクロ作成のリテラシーが高い組織であれば誰かが引き継ぎやすいですし、個々が自分の作業に利用できるものを作れることで等比級数的に業務効率の波が拡大します。

今後はプログラミングの知識が外国語のように必須になってくる時代

近い将来、新しく情報という科目が授業で取り入れられるようになるそうです。おそらく情報技術やプログラミングといった内容だと思います。プログラミングはもはや英語のような外国語と肩を並べる必須の教養となっています。

いまだに英語を話せる日本人は少ないですが、学校では必須科目として位置付けられていますし、日常的にインターネットを利用していると少なからず英語を理解する必要に迫られます。

それと一緒で、今後はプログラム言語を理解できるかどうかというのは昔に比べて特殊技能という感じではなく、英語が話せる人が結構いるように知っている人は結構いる時代になってくるのだと思います。

そういう意味でもRPAやマクロについて一般常識として学んでいく姿勢が必要なのではないかと思います。幸い、今はインターネットで辞書を引くようにプログラムの組み方を教えてくれるサイトがたくさんあります。是非そういった知識を身に着けて各自が効率化を進めていける時代になるといいと思います。