freeeの認定アドバイザーのための資格制度
freeeの認定アドバイザーというのは元々は特になるのに制約はなく、申し込んでセミナーを受ければなれるものでした。しかし、7月から要件が厳しくなり、freee導入顧問先が3件以上あること、資格試験に合格していること、年会費を払う事というのが必須要件になりました。
これは、認定アドバイザーの質向上という名目ですが、freeeの急速な普及から、税理士と会計ソフトfreeeとの力関係が逆転したという事だと思います。かつては、普及のため税理士に無料で使ってもらい、顧問先に導入を進めていってもらいたかったと思います。しかし、そういうステージは過ぎ去り、かなりの会社がfreeeを使う状況となりました。
こうなってくると、むしろ税理士の方が「freeeを扱えますよ」という事がアピールポイントになるようになり、かつて「税理士のブランド力を利用させてください」という立場だったものが「我々のブランド力を利用するなら利用料を払って、ブランド力を落とすような税理士の方は退会していただきたい」という立場へと変わったということです。
スタートアップカフェの相談員をやっていても体感で半分ぐらいはfreeeユーザーであることを考えてもさもありなんといった感じです。私としても認定アドバイザーのブランド力が上がるのは歓迎すべきことです。
試験は50問60分。2,200円で何度でも受験可能
試験は50問を60分で解くもので、1問辺り1分ちょっとで解かなければなりません。結構時間的に厳しく感じますが、選択問題であり、わかれば一瞬で終わります。家でCBTというパソコン上での試験のため、いくらでも調べたりはできます。ただ、ゆっくりfreeeを操作したり調べたりしているとあっという間に1分ぐらいは経ってしまうので、ある程度は間違うのを覚悟で回答しなければなりません。
解きなおしたいと思う問題には印もつけられますが、私はそれで途中で解答状況を確認した時に解答の画面に戻れなくなってしまい受験途中で不具合でやり直しになるという経験があるため、解きなおし機能はあまり触らないようにした方がいい気がします。ただ、freeeの人に言えば、業務時間内であればすぐにリセットしてもらえます。リセット後は1問目からやり直しのようです。