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TaskChuteを利用して早速分かったこと

TaskChute Cloudを利用して早速今日の行動を記録

TaskChuteというのは、本来計画と実績の差をみるのに利用されますが、とりあえず見積時間が全然あてにならないため、実績だけつけてみることにしました。もともと、多分こういうところに無駄な時間を使ってるんじゃないかと思っていたところも確かに無駄な時間がかなりありましたが、それはそれとして無駄とわかってもやめられない部分だったのですが、意外と自分では自覚が無かった無駄な時間としてYahoo!ニュースを見すぎているということが分かりました。

家で普通に仕事していると、インターネットで調べたいことが出てくるのですが、その時にYahoo!のホームページが開くとつい気になるニュース記事をクリックしてしまいます。ふと気が付いたら何十分もニュースサイトを見ていることがあり、記録を付けていて初めて気が付きました。

確かにニュースサイトを見ている自覚はあったのですが、使っている時間が全部で2時間近くに達しており、これはちょっと時間を使いすぎています。今後は意識してニュースサイトを見ないようにしてみようと思いました。

簡単に行動を記録できるメリット

TaskChute CloudはPCからもスマホからも簡単にアクセスでき、開始時間と終了時間を「前のタスクの直後の時間を入れる」「現在時刻を入れる」というメニューがあることで区切りごとに簡単に入力できます。このため、その気になれば5分単位ぐらいでもタスクを記録していくことが可能です。

本来の使い方は、1日を効率よく使うために事前に見積時間に従ってやるべきことを入れておき、その日のタスクを順番にこなしていきます。見積時間はあくまで見積もりに過ぎないので、上手く時間通りにはいかないのが普通ですが、なんどもやっていくうちに徐々に精度が上がっていき、1日をコントロールしやすくなってきます。

この将来の予定を事前に配置できてからが本番だと思いますが、まずは使うことになれることが重要だと思うので、最低限の利用法としてとにかく、やるべきタスクをメモ書き程度の感覚で入れておき、やったことを記録してみようと思います。

参考までに外部リンクを貼っておきます。
TaskChute Cloud

また、TaskChuteの考え方については発明した人が本を書いています。

無駄な時間の使い方をしている部分は重要

無駄な時間は一見するとあってはならない悪いもののように見えます。確かに、私のように一人しかいない場合は私の時間の使い方がボトルネックになる可能性が高いので、無駄なく時間を使うことはいい事だと思います。見方によっては、無駄に時間を使っている部分は仕事を増やせる余力とも取れ、無駄なく時間を使うことに頭を使うよりも、あえて無駄なに時間を使える隙間は残しておき急な仕事に対応できるようにするというのも一つの作戦かもしれません。

一方で、複数の人が協力すればするほど無駄な時間は当然に発生することになります。一つの目的のために全く無駄な時間なく全ての人が動いている状態はありえず、もしそのように見えるのであればそれは効率的に動いているのではなく、なにか無駄なことをやっているはずです。あくまで机上の話ですが、本当に無駄な時間なく時間を使わなければいけない人はチーム内の一人だけで、それ以外の人は暇な時間が結構あるというのが理論上は最も効率が良いチームワークです。

これは制約理論のボトルネックの話ですが、その源流ともいえるトヨタ生産方式の大野耐一氏も「生産能力には余力を持たせておくのが普通なんだから、経営者は2割の余力がある機械がひっきりなしに動いていたらおかしいという感覚で見なければだめだ、2割は止まっているはずだと思えないと」という趣旨の話をしています。

こうなってくると無駄の定義がよくわからなくなってきますが、無駄≒悪と単純に思ってしまわないように心掛ける必要があります。