節税や税務について知りたい経営者の方向けの記事

freee経由の問い合わせなのにfreeeを知らない方

freeeの認定アドバイザーの特典

freeeの認定アドバイザーとなっていると、freee経由で税理士を探している方を紹介してもらうことができます。感覚的に月1人程度ですが、すぐに連絡を取ればとりあえず会って話をすることぐらいはできます。この問い合わせ経由で税理士としての契約を締結できたのは2社、会って話ができたけど断られたのは1社ですが紹介してもらった母数から考えるとなかなかの成約率です。

先日も会計フリーを操作していると、問い合わせが一件入ったのですぐに電話してみました。

「もう連絡が来たんですか!早いですねー」と言いつつ同じ春日市で近かったので会うことになりました。会って話をしていると、昨年起業されて、昨年の申告も終わっていないとのことで、税務については全くご存じないようでした。

しかし、freee経由での問い合わせだったので、freeeは利用されているのだろうと思い、どこまで何をやっているのか知ろうと「freeeを見せてもらっていいですか?」と聞いてみると、「freeeってなんですか?」とのこと。

いやいや、freee経由で問い合わせしてきましたよね?と思いつつ、freeeとは何かを説明すると、まったくピンと来ていない様子。会計ソフトを全く使っていないとのことだったので、申し込んでもらってもよかったのですが、一旦記帳代行プランで受けることにしました。

何故freeeを知らない人がfreee経由で問い合わせたのか

今日、freeeの担当の方とWeb会議をしていて、なぜそんなことが起こったのかなんとなく謎が解けました。freeeは税理士検索freeeという検索サイトを運営しています。

税理士検索freee

この税理士検索freeeはSEO対策が施されており、「春日市 税理士」のように場所+税理士で検索すると場所によってはかなり上位に表示されるようです。「春日市 税理士」だとあまり上位に表示されていませんが、この条件で税理士検索freeeを使うと、なんと私が一番上に表示されます。というか、春日市に2人しかいません。

その方は、freeeを利用されていたわけでは無く、恐らくこのルートで税理士検索サイトとして税理士検索freeeを利用し、私にダイレクトに問い合わせたのではないかと思います。話をしていて、3人から連絡があるはずと言うと、私からしか連絡は来なかったと言っていたのもそういう理由であれば納得できます。

激戦区から離れる強み

独立してすぐに、「福岡市にバーチャルオフィスを契約して、そこを事務所という事にしようと思っている」と先輩税理士に話すと、「それはやめた方がいい。せっかく春日市という地の利があるのに、活かさないのはもったいない」とアドバイスしていただきました。

福岡市には星の数ほど税理士事務所があります。税理検索freeeで「福岡市 税理士」で検索すると国内有数の税理士事務所が上位に表示されます。そんな中で私がいくら頑張ってもとても上位は難しいでしょう。ところが春日市だと2人しかおらず1番上。これが地の利ということかと初めて実感しました。

そして、その方も右も左もわからなかった税務申告がスムーズに進むことに感動し、「悩んでいましたけど頼んでよかったです!」と言っていただきました。どうすればいいのかわからず相当気が重かったのだろうと思います。税理士は税務申告には非常に強力な権限が与えられており、かなりの部分を税理士の方で進めることができます。

しかも、その方がもらえないと思い込んでいた持続化給付金も2019年新規開業特例の計算方法を使えば満額もらえそうなので、税理士に依頼したことで、税務申告が滞りなく完了するだけではなく、本来税理士報酬を支払うべきところを数十万円貰えるという幸運を手にすることになりそうです。しかも、社用車や自宅兼事務所の家賃など、経費計上すると多額に及ぶ経費を計上できないと考えており、場合によっては余計な税金を支払っていた可能性もあります。

このような方は、確かに税理士に頼んで心底良かっただろうと私も思います。