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書くことの効用

難しい掛け算の問題

2×3がいくつかはすぐに答えられる人がほとんどだと思います。では326×582はどうでしょうか。おそらく算盤を習っている等の特殊な訓練を受けている人でなければ頭の中で計算して答えることはできないと思います。私は即答できません。

ではこの問題を電卓もなく、自分の力だけで解かなければならないという時に、どうしようもないでしょうか。どうしようもないという事はありません。紙とペンがあれば、ひっ算で簡単に解くことができます。

この話は、倫理法人会のモーニングセミナーで聞いた話です。難しい問題に直面した時によく「とにかく書き出してみろ」というのはよく聞く解決法です。それにはこのような理由があります。なんとなく頭で考えているだけではわからないことが書きだすことによって明確に見えてきます。

書くことで消えていく記憶を留める

人の記憶力というのは非常にあいまいです。人は脳の能力を効率よく使うため、必要最低限のことを重要なものから順に覚えようとします。そうしないと、膨大なエネルギーを消費する脳にエネルギーをどんどん持っていかれてしまうためです。ちなみに、このブログの記事はすでに250を超えていますが、自分がどんな記事を書いたのかすべて覚えておくことは不可能です。

なんとなく頭に残っている記憶していると思っていることも、ほんの数分前のことでさえ忘れていたりします。さっきの3桁の掛け算でもなぜ頭の中だけで解くのが難しいのかというと、どんどん忘れていってしまうためです。記憶にとどめておかなければならない時間は1分程度だと思いますが、それでも覚えておくことは至難の業です。

まして、人生における難題や、経営課題などは広範囲で量も多いためとても全貌を覚えておくことは不可能です。

問題解決のための記載方法

問題を解決するための記載方法として有名なものは、「マインドマップ」と言われるものです。最近はあまりこの言葉を聞かなくなりましたが、中心にテーマを書いて放射線状にメモを広げていく書き方です。マインドマップという言葉では無くても、この書き方はかなり一般化してきているのではないかと思います。

個人的には、マインドマップである程度全貌を明らかにできたら現状の因果関係をつないで真因を探るというステップを入れるべきだと考えます。こうすることで、自分が何に注力しないといけないのかが見えてきてより的確な行動を取れるようになります。