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タグによるファイル管理

Windows7から可能になったタグによるファイル管理

ファイル管理の方法は今でもフォルダによる管理が主流です。フォルダ管理は現実の棚に紙のファイルを保管する際の管理方法と似ているため、紙の管理と同じ感覚で管理できるメリットがあります。

他方で、紙の管理と同じ問題を抱えています。つまり、フォルダA、フォルダBどちらにも当てはまるものが存在するという点です。ファイルをコピーして両方に保存するという解決策がありますが、そうすると今度はそのファイルを更新した際のバージョン管理が煩雑になります。

この問題を解決するのがタグによる管理です。基本的にはフォルダ管理と同じ感覚で、フォルダA→フォルダA-1→フォルダA-1-1といった階層に保管していたファイルであれば、タグをA、A-1、A-1-1と設定しておけば似たような管理が可能です。このフォルダと同様の管理に加えて、A-1-1とA-1-2の両方にまたがるファイルであれば、A-1-2のタグも付けることで、両方に属したファイルとして認識されます。

理想は、フォルダの階層を全く使わず同じ場所にすべてのファイルを保管しタグで分類するような管理ができれば、フォルダ管理の課題である①フォルダの階層が深くなりすぎてどこに行ったのか探すのに時間がかかる、②間違ったフォルダに保管してしまっていて見当たらない、③保管した時にはフォルダAと思って保存したが後で探した時はフォルダBに保存したと思ってそこを探して見つからないといった見つかるのに時間がかかる問題を解決することができます。

しかしこのブログの画像や領収書の画像など、フォルダで一つにまとめた方が管理上楽なものもあるため、あまり厳密に考えずに管理していいと思います。ファイル管理の新しい形ともいえるタグによる管理ですが、Windowsのタグ管理には、Microsoft製のWordやExcelといったファイルに限られ、PDFファイルやCSVファイルといったMicrosoft製のファイルではないものはタグ付けができないようです。JPEGはできてPINGはできないなど、できるものと出来ないものがあるのは管理上困ります。全てのファイルを管理するためには別途ソフトを利用する必要があります。