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Excelでシミュレーションを作成する

Excelで今後の予測のシミュレーションを作成する、もしくは誰かが作成したシミュレーションを利用して予測を作成するという作業は、過去何度も経験してきました。シミュレーションは今後の予測を行うために作成するものですが、実際に予測通りに物事が進むことはあまり関係ありません。この辺りを勘違いして予測通りに物事が進むと思っている方がたくさんいますし、なまじ細かい数字まで出てしまうのでまるでその数字が本当に的中するような錯覚に陥ります。

しかし、超能力でもない限りそんなに正確に将来予測ができるわけがないというのは普通に考えたらわかると思います。この辺り、何度もシミュレーションを作り、将来予測を提示するたびに感じる点ですが、「将来こうなる」と思い込んで話が進んでしまうことが多い気がします。

正確には、「この条件が揃うと、将来こうなる」という話で、あくまで前提通りに物事が進むという条件を満たす必要があるのですが、そのことを忘れてしまいがちなのではないかと思います。ともすれば「なぜその前提になるのか、その根拠は?」という点を突っ込み、まるでその前提が将来100%起こらないといけないかのような話になったりしますが、シミュレーションはこういう前提になるとどういう結果になるのかという事を調べるためのものであって、前提は色々なパターンがあり得ます。

前提条件を絞り込むために幅が必要

前提条件をいろいろと変えることで、将来予測の数値も変わっていきますが前提条件に制限がないと無限にパターンが考えられ、予測がどこまででも作れてしまい作業負荷が無駄に増加してしまいます。

そこで、前提条件を事前に絞り込む必要があります。この前提条件を絞り込む時に重要になってくるのが「勘」です。大体これぐらいの幅でしか起こりえないというのはその事業に深くかかわっている人からしか出てきません。

コンサルタントは、こういったシミュレーションをモデル化することについては専門ですが、その前提の数値がどれぐらいが適当かという点については専門外です。というのも、あらゆる事業に対してシミュレーションを行う必要があり、特定の事業に特化することはできないため、たまたま詳しい業界であればある程度勘所もありますが、全く初めての業界についてのシミュレーションモデルを作成することの方が多いためです。

このように、シミュレーションというは数値で出るため理論的なものだけで構成されているように見えますが、その起点は「勘」で、シミュレーションを必要としている依頼者の頭の中にある情報が非常に重要になってきます。コンサルタントにシミュレーションを依頼したら勝手に最適な答えが導出され、それに従っていれば万事うまくいくと思っていると、恐らく上手くいかないので注意が必要です。


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