独立開業を目指す公認会計士・税理士の方向けの記事

開業半年で感じる課題

開業届を出して半年が経過しました

開業届を出したのが11月22日だったので、すでに半年が過ぎました。退職してからは8ヵ月が過ぎ、9ヵ月目に入っています。1月から少しずつ仕事が入り始めて、2月あたりから月の収入が働いていた頃の手取り額ぐらいになってきて、その後監査繁忙期に突入したことで今のところなんとか暮らしていけるぐらいにはなりました。

ただ、監査繁忙期はもう終わったたため、今後は主な収入源になっていた監査の手伝いは減っていくはずです。毎月の顧問料などで最低限の収入は確保されているものの、ちょこちょこ話があるコンサルティングの業務依頼などを実際の仕事にしていくことが収入確保には重要になってきそうな気がします。

とはいえ、辞めた時には全く想像していなかったご縁で仕事をもらえているので不思議です。案ずるより産むが易しというのは本当だと思いますが、今後もこのままでいいのかという気持ちもあります。

現時点で感じている課題

事務所運営においていくつか感じている課題があります。

課題①:安定感がない

個人でやる事業というのはそういうものなのかもしれませんが、収入に安定感が無くいつ無収入になってもおかしくないような気がしています。一番収入が安定しそうな業務は税務顧問業務ですが、税務経験が浅く競争力があるとは言えません。複数の資格があり顧問としてサポートできるエリアが広いという差別化要因はあります。そこを活かしたサービスを提供したいですが、今のところ顧客に説明・アピールできるものがまだありません。

課題②:いろいろやり過ぎている

上手くいっている人を見ていると、何かに特化しているケースが多いように思います。しかし私の場合は、色々なことができるというのと、とにかく収入を確保したいというところから依頼があれば手広くやろうとしてしまいます。差別化を図ったうえで、何かに特化するというのが理想である反面、いろいろできることが強みでもあり対立構造になっています。

課題③:売り込みが下手

自分の中で、イメージが定まっていないことにも起因していると思いますが、ビジネスチャンスがあるところに上手く売り込めていない気がします。例えば、スタートアップカフェの相談員をやっていると税理士を顧問にすべきか迷っている方に結構出会うのですが、上手く自分を売り込めません。この規模だとまともな顧問料を払うのは難しいのではないかなど、いろいろと考えてしまい、結局控えめに「いい人がいなければ…」みたいな感じで終わらせてしまいます。もう少し、今度お話をさせて下さいぐらいは言って会いに行ったりするべきな気がします。

総じて、自分が進みたい方向性が明確になっておらず、仮に明確になったとしても、方向性と違う仕事の依頼が来ると断らずにやろうとしてしまうと思います。何か一つ圧倒的に需要の方が大きい分野のサービス提供をやるようになったら、それを優先的に入れていくうちに特化するようになっていくと思いますが、まだまだ悩むことになりそうです。