独立開業を目指す公認会計士・税理士の方向けの記事

いまさらながらロゴの意味について

若干後付けだけどロゴの意味について

独立する前に税理士のホームページを見ていて、何となくそれっぽく見えるものと素人が作ったっぽいものとの違いは何だろうと思った時に、ロゴの存在は意外と大きいと感じました。そこで、独立した時に早速ロゴを作ってみました。

ランサーズというクラウドソーシングのサイトで、金額を提示するとたくさんの人から応募があり、そこから選んだロゴの制作者にお金が渡るという仕組みでした。2位、3位の人にも少しお金が渡ります。私の時にも100以上の応募があり、小学生のお絵かきのようなものから本格的なものまでさまざまなデザインのロゴがありました。

なかには、他の方を中傷するようなメッセージを送ってくる方や中傷された方が逆に相手を中傷するメッセージを送ってくるなど、ドロドロとした足の引っ張り合いが垣間見えたりして、すごい世界だ…と思いました。

それはともかく、私は5個ぐらいの候補に絞って最終的にこのロゴにしました。このロゴを見て私がイメージした意味になるので、後付けになりますがこのロゴには以下のような意味を持たせています。

ロゴの色

ロゴの色は私が指定しました。私は濃紺とワインレッドが好きで、昔のパソコンでこの2色でグラデーションを作ったウインドウバー(ウインドウの上部の枠)を設定していました。ロゴにおいてこの色は、夜明け前を表しています。ロゴの指定で「夜明け前のイメージで」といったところ、多くの人が上が赤で下が紺のデザインを提示してきましたが、夜明け前の私のイメージは地平線に赤みが差し始め上の方はまだ夜の闇に覆われている時間帯なので、下が赤のイメージでした。上が赤のものは恐らく、海上の日の出をイメージしてしまったのだと思いますが、それは夜明け前ではなく日の出(夜明け後)です。このロゴをデザインした方はその私の夜明け前のイメージを理解してくれた数少ない方の一人でした。

夜明け前は、これからどんどん明るくなる瞬間で、仕事が最もはかどる集中と静寂の時間帯です。最高のパフォーマンスで顧客の未来を明るくするという願いを込めています。

ロゴの形

ロゴの形は、漠然と丸をイメージしていました。後付けになりますが、このロゴの形は「水晶玉」です。水晶玉は未来を見通し、趣味の占いとも関連しています。公認会計士、税理士、中小企業診断士といった士業の仕事は顧客の未来を明るくする、照らすことが使命だと思っています。実際には、占いは未来を予知できるわけではありませんので、あくまでイメージです。

当事務所ができることは、情報を整理し顧客に説明・解説し手を打ってもらうことです。直接意思決定を行い、実行することはできません。それはまるで古代の占い師がやっていたようなしごとです。丸には円満、角が立たないなど縁起的な意味もあるかと思いますが、私のこのロゴに対するイメージは水晶玉なのでちょっと艶があるのも採用したポイントでした。

3本の白いライン

3本の白いラインは、私が行う3つの業務である公認会計士業務(監査)、税理士業務(税務)、中小企業診断士業務(経営コンサルティング)を表しています。それら3つの業務が顧客を右肩上がりに導き、交差してシナジー効果を生むイメージです。

現実には監査業務と税務業務を同じ顧客に提供することはできませんが、監査業務での経験から会計に関するコンサルティングに生かすこともできると思うので、それぞれの業務経験を基に、他の事務所にはないサービスを提供できるようになることを目指しています。

結局このブログは私が書きたいことを書く個人ブログの意味合いが強くなってしまい、ロゴを作ったものの素人っぽさは拭えませんでしたが、このロゴは気に入っています。作っていただいた方には感謝しています。