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税理士会の入会式で聞いたリアルな懲戒事例の話

税理士会に参加し税理士として業務を開始します

本日税理士会の入会式に参加しました。5㎏は超えていると思われる資料を持たされて帰ってきました。重かった…。税理士が効率的に業務を行うための資料も含まれており、早速HPの会員専用ページを見たりしていますが、資料集等充実していて、ちゃんと理解して使えば品質向上が期待できると思います。

不特定多数の個人事務所が対象となる可能性を考慮して作成されているからか、監査法人内のマニュアルやツール類に比べ、平易なものが多い印象です。ちゃんと理解して基礎から積み上げていきたいと思います。

リアルな懲戒事例の話

税理士法の概要や、組織の概要の話など税理士会を理解するための研修がありましたが、中でも懲戒事例の話は決して他人ごとではないリアルな話だと思いました。

例えば、確定申告の締め切りギリギリで飛び込みできた顧客が、税理士が徹夜で作成した申告書を見て「なんでこんなに利益が出てるんだ!そんなわけないだろう!」と高圧的な態度に出て「いえ、全て正確に会計処理を行った結果です。間違いありません」と言っているにもかかわらず、「他にも○○への支払とか、○○への支払いがあるんだ!」と証拠のない外注費の計上を示唆してきたケースで勢いに負けて修正してしまい、責任取れないからと申告書にサインをしなかったとしても、作成した申告書を顧客が提出してしまった時点で懲戒の対象となってしまいます。

締め切りギリギリという切羽詰まった状況、信頼関係が十分に築けていない高圧的な顧客、こういった状況下で冷静に適切な判断を下すことが求められるのだと気が引き締まる思いがしました。

今回聞いた話はどれも存在しない取引をでっちあげるという完全にアウトな話でしたが、取引は存在しているが全く事業と関係ない取引を経費計上するケース、取引は存在していて事業との関係がグレーな取引を経費計上するケースという順で税理士の資質を問われる局面がありそうな気がしました。

少なくとも、税理士本人が「バレたらアウトだな」と思っている取引については決して認めるべきではなく、顧客が要求してきて、断れば契約を失うとしても拒否しなければもっとひどいことになるというのはよくわかりました。

逆にグレーに見える取引であったとしても、税理士本人が「これであれば調査が入っても争える」と思えるレベルであれば顧客とよくよくコミュニケーションを取り誤解が無いようにしておけば顧客の立場で考えることもできるというのが、独立性を重視する公認会計士とは違うと思いました。

当事務所は税務については税務顧問契約を締結しつつあり、実績を積み始めている段階です。しかし、前職のOBである先輩税理士とのネットワークがあり、判断に迷うような場合でも迅速に調査対応いたします。また、公認会計士、中小企業診断士、システム監査技術者として複合的な観点から税務以外のご相談にも対応することが可能です。

顧問税理士は安ければいいわけではなく、経営の相談相手としての役割も求めたいという方は是非お問い合わせフォームからご連絡いただければと思います。初回のご相談は無料です。