独立開業を目指す公認会計士・税理士の方向けの記事

独立開業直後の毎月の経費は○○円

独立開業したから必要になった経費

こんにちは。当ブログをご覧いただきありがとうございます。
この記事では、独立開業直後の私が経験していることをご紹介させていただきます。

サラリーマンとして働いていたときは、携帯、PCといった仕事を行う上での必需品はすべて貸与。Excel、WordといったMSOfficeのソフトウェアは当然のように無償で利用でき、インターネット利用料や事務所の賃借料も当然会社が払っていました。

そういった会社が負担してくれていたものなど、事業を維持していくにあたって毎月いくらぐらいのランニングコストが必要になっているのかざっくりと調べてみました。思いつく範囲なので、見落としもあると思います。今回は初期投資という観点は考えず、単純に毎月出ていく金額だけに焦点を当てています。

事業を行うために必要な経費のほかに、同友会や倫理法人会といった会費も払うことになり、月の維持コストってどれぐらいになるのか計算してみた結果が↓のとおりです。

固定電話代1,500 円
インターネット2,600 円
FAX代1,650 円
Office365990 円
バーチャルオフィス5,184 円
  
公認会計士協会費6,000 円
税理士会費6,000 円
中小企業診断士協会費3,583 円
  
同友会7,000 円
倫理法人会10,000 円
その他会費1,000 円
  
合計45,507

インターネット代は5,200円の基本料金を半分は仕事で使うと考えて計算しました。

維持費は人によって大きく異なる

ざっと思いつくだけも45,000円とちょっと忘れているものもありそうなので事業を行う上で大体50,000円ぐらいの維持費がかかる計算になりました。ただこれは人それぞれで、同友会とか倫理法人会とか任意で加入している会費は減らすことができる一方で、自宅で開業したため家賃にあたるバーチャルオフィスが約5,000円とものすごく安くなっています。事務所を借りれば十数万円ぐらいしそうです。また、会計ソフトや申告ソフトの利用料が入っていませんが、この辺りも高額なものは高額です。

維持費には入れていないもの

また変動費として電話代、電気代、印刷代といった事業に欠かせない経費はここに入っていません。これらも数千円程度かかってきているはずです。

さらに、事業と関係ない健康保険料、国民年金等の金額は毎月かなり多額になりますが、それも考慮していませんので、そのあたりまで考慮すると毎月の維持費は10万円を超えてきます。さらにさらに生きていくこと全般を考えると日々の生活費も維持費として検討しなければならなくなりますが…。そういった点も踏まえて、独立開業した直後の人間が生活を維持するためにいくらぐらい毎月必要なのかについては、余裕がある時にまた記事にしてみたいと思います。これも結婚している場合、子供がいる場合、独身の場合等々人によって全く違うと思いますが、私のようなケース(既婚、子供3人)が一番お金がかかりそうです。

任意の会費は投資的な観点から

また、任意の会費についてですが、 会の活動自体から得るものも大きいと思っていますが、その会に入会していたことがきっかけで1件でも仕事が入ってくれば元が取れると思い入会しています。積極的な営業活動をしようと思っているわけではなく(おそらくそういった行為は禁止されているかマナー違反になるんじゃないかと思います)、顔を覚えてもらっていたおかげで声がかかるといったような、ご縁があればいいなといった程度です。

そんなこんなで、どんな人でも一律維持費が同じというわけではなく、その人のスタイルによって、かなり変わってくると思いますが、参考までに記事にさせていただきました。