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税務は差別化が難しいのか

今日はTKCの無料セミナーに参加してきました。 TKCは独自の強力なネットワークを持っていて、TKC一択の税理士先生が多く排他的な印象があり、選択肢が狭くなるのではと思い敬遠していました。しかし顧客ゼロ、人脈ゼロから独立して成功している方が講師だったため、これは聞いてみたいと思い参加しました。

結論から言うと、非常に参考になりました。このセミナーは全3回で、今回第2回で第1回も聞きましたが、講師の方は両名ともゼロからの独立、年齢も30代前半という点で共通していました。ところがスタイルは真逆と言ってもいいぐらい全く違っています。片やネット集客でクラウド会計の雄であるMFやfreeeも併用して低単価な顧客はクラウド会計、高単価な顧客はTKCと使い分けて業務をやっていくスマートなイメージ、片や同友会や銀行に飛び込んで人脈を広げていき顧客と深くかかわりつつ、TKC一本で少数の顧客への高付加価値を追求していくアツいイメージ。それぞれのやり方で成功しています。

この2回のセミナーに参加して感じたのは、第1回の講師の方もおっしゃっていましたが、「一つとして同じ税理士事務所はない」ということです。人間に全く同じ人間が存在しないのと同様、所長が違えば税理士事務所も違います。それも、想像しているよりも大きく違うと思いました。

「税務というのはシステムを使って同じ結果を出すのだから税理士事務所は差別化が難しい」という話が語られていたりします。しかし、差別化が難しいどころか、今回のセミナーを聞いた限り普通にやっていたら差別化されているのが実情です。「差別化が難しい」というのは、顧客をなかなか獲得できない税理士事務所が、そういうことにした方が自分のせいにならないから都合がいいということなのだと思います。

全く違う二人に共通していたこと

スタイルが全く違う二人の講師でしたが、共通していたのは自分の中に「こういう顧客を相手にしたい」という明確なイメージがあったことです。差別化の要因は、どのような顧客を相手にしたいのかというイメージの違いでした。そのイメージが集客の手法や、価格設定、記帳代行を受けるのか受けないのか等々さまざまな選択の際に影響を与え、税理士事務所の独自のカラーを作り上げていっています。もっというと、どのような顧客を相手にしたいのかというのは「自分がどうなりたいのか」という想いが根本にあります。経営には経営理念が重要だとよく言われますが、「自分がどうなりたいのか」というのはほぼ所長一人で運営する税理士事務所の経営理念になります。

そうして私を振り返った時に、自分に理念はあるのかというと、講師の方々ほどの明確なイメージはなく、「顧客とともに成長したい」「会計で顧客の会社を強くしたい」という想いはありますが、具体的にどういった顧客と仕事をしたいかについては漠然としています。この辺りをもう少し明確にイメージして税務業務に限らず事務所全体としての方針を決めていかなければならないと感じました。


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