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休眠預金ってどうやったら活用させてもらえるの?

友人からの問い合わせ

当ブログをご覧いただきありがとうございます。
この記事では休眠預金を活用した助成制度についてご紹介させていただきます。

友人から「公共機関を対象としたコンサルティングやってたよね?知り合いから聞かれたんだけどこういうの知ってる?」と休眠預金の活用についての問い合わせがありました。「どこにどうアクセスすれば休眠預金を活用させてもらえるのかよくわからないんだけど…」という質問でした。

休眠預金の活用の制度をざっくり説明すると

休眠預金の活用かぁ、ちょっと前に話題になったような気がするな…と調べてみると

「民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律(平成28年法律第101号)」(以下「法」という。)が、平成30年1月1日に全面施行されました。

日本民間公益活動連携機構(JANPIA) のサイトより

日本民間公益活動連携機構(JANPIA)という団体が主体となり、今年度「資金分配団体」という団体を選定しているようです。この資金分配団体というのはJANPIAから休眠預金に眠っていた資金を預かり、「実行団体」という団体を更に公募・選定して資金を分配するための団体のようです。

JANPIA公表資料を基に作成しました

件の問い合わせてきた方が資金分配団体(また来年度も公募があります)になりたいのか実行団体になりたいのかは不明ですが、通常の中小NPO法人であれば実行団体になって助成を受けるのが現実的だと思います。資金分配団体は託される資金の額が大きく、しかも20%を自己資金で賄わなければいけないため、ある程度の規模が無ければ運営できません。

現在の状況としては、初めての資金分配団体が選定された段階で、これから資金分配団体が公募を行って 徐々に 実行団体を選定し始めることになります。

資金分配団体はそれぞれに事業目的に沿った実行団体を選定すべく今後公募が行われるようです。どんな資金分配団体があるのかはこちらをご確認ください。 実行団体の公募が始まっている資金分配団体の情報は福岡県に関してはこちらに掲載されるようです。当記事作成時点(2019年12月14日)ですでに3つの資金活用団体が公募を開始しています。ただ、掲載タイミングは説明会の締め切り後などちょっと遅いようなので、目当ての資金分配団体のサイトをこまめにチェックする方が確実かと思います。

そもそも公募ってなに?

こういった公募にチャレンジしたことが無い方ももしかしたらいらっしゃるかもしれないので、簡単に流れを説明します。

限られた資金を助成する場合、助成を受けたい人を募集します。
大体の流れとしては、

①公募についての説明会の開催➡②公募書類の作成・提出➡③審査➡④結果通知

といった流れになります。審査の結果選定されれば、助成金をもらえることになります。また、説明会については出席必須の場合と出席は任意の場合があります。どちらにしても出席しておくに越したことは無いので、公募開始が間近になったら毎日サイトをチェックすることをお勧めします。

休眠預金の活用に限らず、助成制度に応募してみたいけど何をどうすればいいのかわからない、公募書類の作成を支援してほしいという方はお問い合わせフォームからよろしくお願いいたします。10万円/日×必要日数を目安にお見積もりさせていただきます。初回のご相談は無料です。