独立開業を目指す公認会計士・税理士の方向けの記事

開業初期にやるべきこととは

サービス提供までのバリューチェーン

こんにちは。当ブログをご覧いただきありがとうございます。
この記事では、開業間もない私がどのように考えて行動しているかについてご紹介させていただきます。

監査法人を9月で退職し、11月22日に開業しました。同時期に退職した人は意外と多かったのですが、私ほど何のあてもなく辞めている人は少ないのではないかと思います。大抵は、別の会計事務所に転職したり、元の監査法人からある程度のボリュームの業務を委託してもらっていたりしているようです。私ももう少し監査法人から仕事をもらえるかと思っていましたが、ゼロではないものの思ったほどはもらえないようです。

私のような会計・中小企業診断士事務所のバリューチェーンについて考えると、引合⇒受注⇒業務提供⇒クロージングといった流れになるかと思います。現時点で受注する余力は十分あるため、まずは、引合(業務を引き受けられるかどうかの打診)の数がボトルネックになっています。

まずは知ってもらうこと

もちろん「営業は足で稼ぐんだ!」と飛び込み営業をして回るというのも知ってもらう一つの手だと思いますが、できれば仕事の邪魔をするような真似はしたくありません。私のことを自然に知ってもらったうえで「どうやら役に立ちそう」と感じてもらって仕事を発注してもらうという流れが理想です。

そうなるためには、できるだけ多くの人にできるだけ私が何を考えているのかを知ってもらい、良し悪しを判断してもらうのが双方にメリットのある関係を築けるのではないかと考えました。

そこで、こういったブログを書いたり、集まりに積極的に参加したりして会社を辞めたことを多くの人に伝えているのが現在の段階です。そして自分を売り込むというよりは、相手の話をよく聞いて学ばせていただいています。その結果、色々な人を紹介してもらったり、色々なことを教えてもらったりしています。

がんばっていると他人が○○を貸してくれる

時折、「●●さんの紹介なら」と言って私が飛び込んでいってもとても相手にされないようなところで話を聞いてもらえたり、仕事をもらえたりするのですが、それは ●●さんの信用であって、私の信用ではありません。 つまり ●●さんが私に信用を貸してくれているという状態なのではないかと思いました。

●●さんが私を信用してくれているからそれが成り立つといえばそうなのですが、こんなまだ開業間もなく実績のない私に信用を貸してくれた人に感謝してもしきれないですし、貸してもらった信用を返すには「紹介してもらってよかった」と思ってもらえるような成果を残すしかなく、気が引き締まる思いがします。

引合の数が増えてきてからの流れ

具体的な仕事は今の所わずかですが、仕事が入ってくる入口のようなものはたくさん開いてきていると思います。次の段階は、実際に仕事が生まれた時にきちんと対応すること、そして「この人に頼めばちゃんと結果を出してくれる」という信用を積み上げるというのが次のステップになるかと思います。

もちろんこのブログからもご依頼をお待ちしておりますので、「こういう業務はできるのか?」といったご質問等お気軽にお問い合わせフォームからお願いいたします。