小学生の頃から読んでいた数秘術の本
小学生の頃から占いが好きで、占いの本をよく読んでいました。中でも数秘術という生年月日や氏名のローマ字から1~9、11、22のいずれかの数字を導き出し、各数字の持つ意味から将来や性格、相性などを占う占いの本を一番読みました。30年経った今でも最初に買ったカバラ数秘術の本を持っています。
文字(アルファベット)を数字に変換することで、言葉を含めたあらゆるものを数値化することができます。アルファベットに割り当てられた数字は本に書いてあるものを頼りにするしかありませんが、日本人の名前をローマ字にする場合、「ち」はchiなのかtiなのか、「か」や「く」や「こ」をこだわりでca、cu、coと表記する人もおり全く意味が変わってくるので難しい所です。
以前も書きましたが、占いは正確に未来を見通したり、性格を見抜いたりするというよりは、ひらめきやインスピレーションを得るためのものなので多少のブレはあまり気にしない方がいいかもしれません。
世界は本当に数字でできているかもしれない
シミュレーション仮説という仮説があります。
シミュレーション仮説(シミュレーションかせつ)とは、人類が生活しているこの世界は、すべてシミュレーテッドリアリティであるとする仮説のこと。シミュレーション理論と呼ぶ場合もある。
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シミュレーテッド・リアリティ(英: Simulated reality)とは、現実性(reality)をシミュレートできるとする考え方であり、一般にコンピュータを使ったシミュレーションによって真の現実と区別がつかないレベルでシミュレートすることを指す。シミュレーション内部で生活する意識は、それがシミュレーションであることを知っている場合もあるし、知らない場合もある。最も過激な考え方では、我々自身も実際にシミュレーションの中で生きていると主張する(シミュレーション仮説)。
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オンラインゲームをよく遊んでいる人は、この感覚はなんとなくわかると思います。オンラインゲームでは、ゲームのキャラクターは世界のどこかの誰かが操作していますが、AIが発達して、キャラクターが自我に目覚め自律的に行動するようになったとしたら、ゲームの中はまさにシミュレーテッド・リアリティでキャラクターが自分がゲームの中にいることを知らなかったら、その世界はまさにシミュレーション仮説の世界です。
翻って、我々が今住んでいる世界がそのシミュレーテッド・リアリティの中だとしたら、死後の世界が本当の世界で我々は死後にそのことを思い出す、今は夢の中にいるような状態だとしたら…これがシミュレーション仮説です。
サイバー空間は究極的には「0」と「1」の組み合わせで出来上がっています。もし本当にシミュレーテッド・リアリティの中にいるとしたらこの世界は本当に突き詰めていくと数字になるかもしれません。
ちなみにこの0・1の世界の話は中国の易学にある陰陽の思想に通じるものがあり、興味深いです。
陰陽(いんよう・おんよう・おんみょう、拼音: yīnyáng、英: yin – yang)とは、中国の思想に端を発し、森羅万象、宇宙のありとあらゆる事物をさまざまな観点から陰(いん)と陽(よう)の二つのカテゴリに分類する思想。陰と陽とは互いに対立する属性を持った二つの気であり、万物の生成消滅と言った変化はこの二気によって起こるとされる
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このまるでサイバー空間の話をしているような数秘術や陰陽といった思想が数千年前に生まれているのは、実は本当に…と考えてしまいます。科学の力で人間本来の本能的な部分が弱まってしまっている我々よりも、数千年前の人類ははるかにこの世界の真実に近づける直感力を持っていたと思います。すべてがプログラムされたモノであるとすれば、プログラムを解析すれば未来を予知できるのでは、真理を読み解けるのでは、と考えたのが占いだったのかもしれません。