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キッズラインという子供向けYoutubeチャンネル

キッズラインという子供向けYoutubeチャンネルが日本で初めてチャンネル登録者数1,000万人を突破したことでYoutubeから表彰されたそうです。ところが、これがインチキだと大炎上しており、その大炎上しているという事の方がニュースとして大きく取り上げられていました。

私はこの件について解説しているYoutuberの方の動画を見て、「これは別にインチキでも何でもないな」と感じたのですが、Yahooニュースのコメント欄などを見ていると、多くがインチキ派のコメントで「闇が深い」とか、「明らかにおかしい」といった内容でした。もともとニュースのコメント欄は特に興味がない人はコメントしないので「どうでもいいけど別におかしくないんじゃない?」と思っている人は書き込む動機が無いというのも関係していると思います。

今から書こうと思っているのは、インチキ派の意見は明らかにおかしいと批判したいわけではありません。インチキじゃないという根拠もインチキだという根拠と同程度に反論できるという話です。

コメント欄を参考に、インチキ派の人が拠り所にしている根拠を見ていくと以下のようなものがあります。

インチキの根拠① 評価ボタンもコメント欄も封鎖された

批判を受けて評価ボタンやコメント欄が閉鎖されたことで、「何かやましいことがあるからだ」「やましいことが何もなければ閉鎖する必要は無いはずだ」という事のようです。しかし、炎上したらやましいことが無かったとしても閉鎖するのは別におかしい事ではありません。

まず、批判的なコメントや評価をする人の方が積極的なため、放っておくと批判的な評価やコメントであふれてしまいます。まして、キッズチャンネルは実際に見ているのは幼児です。見せている親は単に幼児の時間を潰すために利用しているだけなので、そこまでファンという事もありません。養護のコメントや評価をされることもほとんど無いでしょう。そうなってくるとますます評価ボタンやコメント欄はオープンにしておくメリットがありません。

インチキの根拠② 登録者の割に最近の再生数が少なすぎる

Youtubeには再生回数を分析するツールがあり、インターネットで簡単に調べられます。キッズラインの再生回数は95億回を超えています。1登録者当たりの再生回数は1,000回弱といったところで、まったく少なくありません。

キッズラインの新着動画の再生回数が少ないという事が言いたいようですが、キッズチャンネルを見ているのは幼児というのを忘れてはいけません。幼児は動画がアップされたらすぐ見たいと心待ちにしている熱烈なファンではありません。私にも4歳の子供がいますが、キッズチャンネルの随分前の動画を繰り返し見ています。キッズチャンネルが強いのは、幼児は全く同じ動画なのに何度も見ようとするため過去の動画の再生回数が安定して増え続けるというところです。逆に新着だからと言って最初の数日に一気に再生回数が増えるという事もありません。

インチキの根拠③ 知名度が無い

要は、「私は聞いたことも無いし、そんなに有名なら聞いたことあるはずでは」という事ですが、キッズチャンネルなので、子供がいなかったら知らないのは当然です。知っているとしたら、Youtubeにかなり興味があって調べている人か、幼い子供がいる人だと思います。私も最近Youtubeをよく見るようになりましたが、お勧めにキッズラインが出てくることはありません(当たり前ですが)。逆に奥さんの方には出てきている可能性があります。幼い子供がいたとしても、親は知らないうちに見ているかもしれません。そして、親が別のことをしていて幼児にYoutubeを見せている時間が長ければ長いほど、再生回数は上がっていきます。チャンネル登録も幼児が知らずに押している可能性もあります。

この話は自分も気を付けなければいけないと思います。「自分は知らない=知名度が無い(少なくとも自分及び自分の周りで知っている人がいないというのが根拠)」というのは非常に陥りやすい錯覚ですが、意外とあてにならないというのがこの件でもよくわかります。

インチキの根拠④ ライブ配信の視聴者数

ライブ配信時の視聴者が登録者数に比べて少なすぎるという事のようですが、これもキッズチャンネルの特徴である、幼児がヒマつぶしで見ているという事を考えれば別におかしなことではありません。ライブ配信というのはタイムリーにそのタイミングで観なければならず、チャンネルのコアなファン層が見るためのものです。私もゲーム動画のライブ配信を見ることがありますが、なぜライブ配信を見るかというと、「そのゲームが面白くて動画化が待ちきれない」「たまたまその時間見ることができた」といった場合です。親が忙しい時間に何年も前の動画を延々と繰り返し見続ける幼児にそのような状況はほとんどありません。

ライブ配信を視聴しているのは本当にキッズラインのコアなファンで、そんな人はチャンネル登録者の中にほとんどいないと考えるとライブ配信の視聴者が少ないのは自然なのではないかと思います。

「それでも登録者1,000万人でしょ?いくら何でも〇%ぐらいは…」というその「〇%ぐらいは…」の根拠が実は薄弱で、個人の感覚でしかありません。こういう所も気を付けなければいけないところで、自分の都合のいいデータを探せば幾らでも「少なくとも〇%」みたいなところは作れてしまいます。

インチキの根拠⑤ 1,000万人の質が問題

これは、1,000万人はアカウント買収とかではなく本当かもしれないけど、ほとんど放置の人で実際はアクティブではないのではとか、海外の人がほとんどではといったものです。でもこれは別に放置だろうが海外だろうが、本当は面白いと思って登録してるわけでは無かろうが、Youtubeが表彰する判定基準はクリアしているので問題ないのではないかと思います。

これが、知らないうちにチャンネル登録してしまう仕掛けを作ったりするとダメなのでしょうが、ごく真っ当な動画づくりの結果であれば特に批判されるいわれはありません。

何が本当かわからないものの…

インチキではないという証拠もないため、本当はインチキなのかもしれませんが、同じ根拠に対してインチキではない根拠としても同じぐらい利用できるのが分かると思います。インチキならもっとちゃんと偽装するのではないかといったことも言えるのではないでしょうか。例えば、コメント欄を封鎖すれば当然怪しまれるんだから、むしろやるならコメント欄をあえて封鎖せず擁護コメントをたくさん書かせるのではないかといったものです。アカウントを万単位で購入できるお金があるなら擁護コメ部隊をアルバイトで雇うこともできるのではないかと思います。大抵は、コメントしているのはごく一部なので、数十人も雇えばそれっぽくできそうです。購入したアカウントからいい評価をするというのも機械的にできると思うのでアルバイトやマクロなどで何とかなりそうです。

真っ当であることの重要性

「論語と算盤」にあるように、倫理観を持って真っ当にやっているかどうかがここでも重要になってきます。真っ当にやっているのであれば、どれだけ批判されようが堂々と淡々とやり続ければいいだけです。批判した人は批判に無駄な時間を費やし損をする一方で、真っ当にやっている方がやるべきことには何の変りもありません。

逆に、インチキをしていたとすればここで大打撃を受けることになります。批判した人は世の中の役に立った、自分は正しかったと満足し、インチキした人の方は一転してそれまでと全く違う人生が待ち受けます。


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