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カバラ数秘術でできる占い

占いの話に興味がある人が意外と多い経営の世界

趣味の欄に占いについて聞かれることがよくあります。パワーストーンも好きなので、パワーストーンブレスレットを付けている人を見る時になってしまいますが、意外と普通につけている人を見かけます。

経営も占いも見えない先を見ようとするという点が共通しているからか、意外と験を担いだり、占いの結果を気にする経営者の方も多いのかもしれません。以前記事にも書きましたが、占い師はかつては国家の命運を左右する決断を下す際に使われていたほどで、現代でいう経営コンサルタントのような役割だったのではないかと思います。

カバラ数秘術ができる占い

私がやるカバラ数秘術は、あらゆる事象を数字に変換し、数字が持つ意味を読み解くことで占うというものです。一番得意なのは、細木さんの六星占術のようなその人の性格を占い、バイオリズムを占うものです。タロットのようにピンポイントに悩み事に対するヒントを啓示するようなことはあまり得意ではありません。ただ、決断を下すにはいつがいいか、といったことは占えますし、その人が積極的に動くべき時、あまり動かない方がいい時といったことも占えます。

生年月日、日時といったものは数字で表されるため、そういったものが絡むと占いやすいですし、文字もローマ字を数値変換できるため、その言葉の持つ意味、名前が持つ意味といったことも占うことができます。

また、数字同士の相性といったものもあるため、ある人が持つ数字と別のある人が持つ数字を見てその人同士の相性の良し悪しといったことも占うことができます。

各数字が持つ意味

カバラ数秘術では1~9までの数字が基本となり、それぞれの数字に意味があります。例えば、1は男性、創造力、新しもの好きなどの意味があり、2は女性、感情豊か、神秘的といった意味があり、各数字にタロットカードのようなイメージがついています。その意味の解釈はその都度変わってきます。こういった占いをやっていて感じるのは、短所が無い人間はいないですし、長所と短所は同じ個性から生まれる表と裏でしかないという事です。

つまり、「あなたのこういうところは直した方がいい」というアドバイスをしたとすると、その短所が治った時にはその個性も消えてしまっており、表にあった長所も消えてしまうという事です。

例えば、自分の意見が無いのはよくない、もっと積極的に自分の意見を言うべきだというアドバイスがあったとします。ところが、その人は自分の意見を主張するよりも人の意見に合わせてそのアイデアを上手く実現するのが好きな人で、そういう人がいたおかげでチームで何かするときにスムーズに物事が進められているといったケースを考えます。その人の消極的という短所は「自分の意見を言うより人の意見を聞くのが好き」という個性の裏側で、無理に積極的になることでその個性が失われ、誰かの意見をくみ上げて実現してくれていた人がいなくなってしまうという事態が生じる可能性があります。

これはアドバイスをするべきではないという意味ではありません(占いは常にアドバイスをするためのツールです)が、常にその変化によってプラスとマイナスの両方の面で変化が起こるという事を踏まえた上でアドバイスをした方がよいという話です。

そして、一つの個性から生まれる長所と短所は、周りの環境によってその個性が光るケースと仇となるケースがあります。今は積極的に動くべきという時に消極的な性格は足を引っ張りますし、出しゃばったらまずいという状況で積極的な性格は迷惑がられます。このいまどのような状況かといったことを踏まえた上で変わった方がいいのかそのままでいいのかといったところのアドバイスができるのも占いのいいところだと思います。

カバラ数秘術を利用したレーダーチャート

私は複数のカバラ数秘術の本を読んで、その個性を数値化し、この人は大体こんな人というのをレーダーチャートで示したりしています。下図のような感じです。

リアルな人を出すと個人情報的にまずいかもしれないので、尊敬する偉人である大野耐一氏にご登場いただきましたが、このように2人の特徴を比較することも可能です。夫婦や恋人同士、これからそうなりたいと思う人との互いの性格を比較し、お互い補い合っているのか強みが重なってコンビを組むとより強くそちら側の傾向が出るのかなど、互いの相性も占えますし、経営者とその右腕の相性、互いに足りない所、互いに補いあうべきところもわかります。自分とはどんな人物なのかというのもなんとなく見えます。

大野耐一氏はさすがトヨタ生産方式を確立しただけあって統率力や責任感が強い方のようです。こうと決めたら頑として動かない印象は柔軟性が低い数値になっている所からもなんとなくわかります。しかし総じてバランスが取れているように見えます。大野氏よりも人を引っ張る部分が弱く、逆に柔軟性や協調性といったところが高い私とはいい上司と部下といったような関係がイメージできます。

そして各数字の相性も数値化し、下のように相性度も判定します。

私と大野氏は端から見ているとなかなかいい相性のように見えます。本音の所ではお互い可もなく不可もなくといった感じです。仕事をする上では「なかなかいいコンビだね」と言われるでしょうが、プライベートでは特に付き合いが無い(別にお互い嫌いというわけでもない)といった印象です。

占いは、全てを見通しているわけでは無く自分の中にある答えを見つけるためのひらめきを与えるツールです。鵜呑みにせず、それでも参考にしてみたいという方はご一報ください。