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普通に努力すると上位3割に入ることができる

スポーツやゲームをやっていて感じること

こんにちは。当ブログをご覧いただきありがとうございます。
この記事では、自身の経験から感じる経営につながることについてご紹介させていただきます。

趣味でトライアスロン・マラソンを3年前に始めました。最近はマイナーなソーシャルゲームをやっている程度ですがゲームも好きです。これらのスポーツとゲームに共通するのはランキングです。こういったランキングがあるものをやる際には、上位3割以内に入ることを目標に頑張るようにしています。上位3割以内に入っていれば、ちゃんとやっていると言えそうな気がするという完全な自己満足です。

人が日常生活にそこまで大きな支障を及ぼさずに、できる範囲でコツコツ努力して入れるランクが上位3割だと思っています。これが、上位1割、上位数%、トップを目指すとなると徐々に人にはまねできない努力が必要になってきます。トップを目指すことで得られるものは計り知れないと思いますが、それは計り知れない時間をそのために使い、人にはないセンスと運と決意が必要なことを意味しています。

上位3割の会社が成り立っている業界

この、人並みの努力で上位3割に入れるという法則が成り立つなら、上位3割の会社が安定的に黒字の業界であれば、社長にずば抜けたセンスや運がなくとも、命を削るほど働かなくとも、会社を存続させることができるということになります。

この、「うまくいく業界に身を置くからうまくいくのだ」という考え方をポジショニングアプローチといい、マイケル・ポーターという稀代の経営学者が唱えた説です。一方で、「その組織が持っている特徴や、得意なこと(能力)がその業界とマッチするからうまくいくのだ」という考え方を資源アプローチと言い、私が新卒の社員だった頃に流行ったコア・ケイパビリティ(中核能力)という言葉はこの資源アプローチの考え方から生まれたものです。

実際には、ポジショニングも資源も重要で、自分が得意な分野で人並みに努力して上手くいく必要があります。例えば税理士業界の上位3割が普通に生活できる水準の収入を得られるとして、税務に向いていようが、向いていなかろうが人並みに努力すれば上位3割に入ることができると思いますが、体を動かすことが好きで机にじっと座っているのが死ぬほど苦痛だと感じている人は、例えうまくいくことがわかっていても税理士にならない方がいいでしょう。また、体を動かすのが好きだからと縄跳びの上位3割に入ったからといってそれで生活していくことは非常に難しいと思います。

今身を置いている業界の上位3割はどうなっているのかについては常に注視しておく必要があると思います。まともにビジネスとして成立している会社が上位数%程度しかない業界であれば、本当に尋常じゃない努力・才能・運が必要となってきてうまくいく可能性がかなり低くなるでしょう。