経営に役立つ情報を知りたい経営者の方向けの記事

API連携と会計システム

APIとは何の略?

APIとはApplication Programming Interfaceの略です。アプリケーションとはシステムのことで、インターフェースは各システムの入口のようなイメージでシステムとシステムを連結できるような機能のことをAPIと言っています。「このソフトとこのソフトはAPIで連携できる」といったような言い方をします。

会計システムは様々なソフトから情報が最終的に流れ込んでいくというフローになり勝ちのため、API連携ができるソフトウェアが多い方が効率化の観点から有利になります。

かつてのデータ連携の主流はCSV取込

APIという言葉が頻繁に聞かれるようになる前は、データの連携と言えば、「CSV取込」というのが主流でした。CSVはComma Separated Valueの略で、コンマで区切られたデータのことです。Excelを保存するときにこの形式で保存することができます。

このCSVファイルをデータを提供する側のソフトウェアから出力し、データを取り込む側のソフトウェアにアップロードすることによってデータを連携させます。しかし、この方法ではデータを出力する作業と、データを加工する作業、取り込む作業が必要になります。

API連携では、そもそも取り込む側のソフトウェアに合わせてデータを入力するようになっているため、このように出力する・加工する・取り込むという作業が省略されることになります。

できるだけ手数を減らすために

CSV取込からAPI連携によって手数が大幅に減るととともに、加工する際に上手く加工できておらずデータを取り込めない、誤ったデータが取り込まれるという状況も改善することになります。

データ連携の効率化は業務効率化と業務品質の向上が両立できるものになります。さらに発生源から情報を引き継いでいくことができればさらに効率化が進むことになります。