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制約理論と会計の関係

制約理論は会計についても言及しており、いわゆる配賦計算について完全に否定しています。会計の専門家から見れば単純すぎる話になっていますが、素人には非常にわかりやすく、要素を3つに分けてスループット、在庫、業務費用に分け、スループットの最大化>在庫の削減>業務費用の削減の順に重要であるとしています。

スループットは在庫を販売することによって得られる収入を指します。在庫は、換金可能な資産のことを指し、通常の会計と異なるのは換金可能であれば、土地だろうが機械だろうが「在庫」と定義していることです。つまり、スループットは、どんなものであれ会社が持っている資産を換金した時に得られる収入のことを言っています。この在庫は別の見方をすれば、換金可能なものに対する支払と考えることができます。そして最後に業務費用は、換金不可能なものに対する支払です。

実態を表すために複雑になり過ぎた会計

こんな風に話を単純化するのは、わかりやすくするためです。現代の会計基準は、発生主義会計を採用していることから見積もりの要素も多分に含まれており、見えなかったものを見えるようにする効果と引き換えに、非常に処理が複雑でわかりにくくなってしまいました。

制約理論で最も重要なテーマはボトルネック・制約条件の特定と改善で、そのためにはお金がどのように流れているのかを把握することが重要です。お金は様々な資産に変わり販売によってより多くのお金として戻ってくるというのが健全なビジネスの流れですが、このお金の流れを分かりやすく把握するには単純にお金に着目した3要素で把握するというのは悪くない方法だと思います。

この方法で計算していくと、直接原価計算よりも厳密に変動費と固定費に分けられ、固定費の部門別配賦計算等も行われることなく固定費は固定費としてそのまま置かれることになります。

そしてボトルネックが特定できればボトルネックの単位時間当たりのスループットが生産性の指標となり、全てはその指標の向上のために動くというのが、最も基本的な制約理論の流れになります。


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