独立開業を目指す公認会計士・税理士の方向けの記事

時間管理とタスク管理

「ほっといても忙しくなるから慌てるな」という先輩からの助言

独立した当初、先輩会計士の方々と話をしていたら大抵の人が「特に自分から動かなくてもそのうち忙しくなってくるから、慌てて自分を安売りしないように」という趣旨のことをよく言われていました。

今年いっぱいぐらいは無収入でもやっていけるので、その助言通り特に自分から営業活動を積極的にするわけでもなく過ごしていましたが、公認会計士の独占業務である監査業務は、社会福祉法人の監査対象範囲の拡大等で業務が増えていることもあり、中小の監査業務も行う会計事務所から仕事をある程度もらえることになりつつあります。

その他にも、「もし暇なら仕事を紹介するよ」とどこまで本気かわかりませんが声をかけてもらうこともあり、退職5か月め、開業3か月目にして本当に忙しくなりつつあることに驚いています。このままいくと今年は無収入どころか、少なくとも普通に生活をしていて貯金が減ることはなさそうです。

時間と仕事の管理方法の検討が必要

複数のルートから様々なタイプの仕事が入ってくるこの状況は、前職のサラリーマンの時とよく似ていますが、サラリーマンの時は働いても働かなくても給料は一定だったのに対して、今は働けば働くほど収入が増え、断れば収入が減るというのが大きく異なります。

効率よく仕事をこなせるかどうかが自身の生活と収入に直結しているというのは非常に健全です。サラリーマンの時よりもモチベーションが高まる反面、自分の信用を落とすようなことをしてしまうと、一気に仕事を失う可能性もありプレッシャーも大きいです。

短時間で質の高い仕事を行うためには、時間の管理やタスク管理が重要になってきます。自分の時間は1日24時間しかなく、現状では私一人が当事務所のリソースなので、その時間をどのように配分して、業務をこなしていくか今まではとりあえず目の前の必要な作業を順番にこなしている状況でした。

しかし今のままだと、収入を大きく伸ばすことが難しいというのがなんとなく見えてきたので、より単価が高い(したがって価値が高い)仕事を受けられるようにしたり、今の仕事をより短時間でできるようにする方法を検討する必要があると感じています。