すでに設立して1年経っていますが、株式会社コンストレイントマネジメントを設立し、経営コンサルティング業務をこちらの会社に移管しました。
株式会社を設立した理由
株式会社を設立した大きな目的は、「勉強のため」というのが大きいです。会計事務所内で経営コンサルティング業務をやってはいけないということはないのですが、株式会社として業務を行うことで、法人についての手続きを実体験として理解できます。
また、株式会社では会計監査業務や税務業務など、資格に基づいた独占業務を行うことができません。会計監査ができる法人は監査法人、税務ができる法人は税理士法人のみです。それぞれ、5名の公認会計士と2名の税理士がいないと設立できません。
この結果、独占業務に当たる業務は変わらず会計事務所で実施しなければならず、個人事業主と法人の両方を並列で経営することになります。
これもまた、個人事業主と法人の違いや、メリットデメリットなどを知る勉強になります。
第1期を終えて
昨年9月に設立した株式会社は、8月末で1期目を終えました。1期目に行ったのは補助金申請のための事業計画策定支援業務が売上のすべてでしたが、法人単体でも黒字で終わりました。
今後は管理会計の導入支援や、クラウド会計の導入支援など、コンサルティング業務についてこちらの会社で実施したいのですが、このようなコンサルティング業務は効果がわかりにくく、補助金申請の支援に比べて依頼がないのが現状です。
依頼が来たものから順番に捌いていくだけでも精いっぱいで、順番待ちのような状況になっている中、こちらから売り込みに行く余裕もありません。
今後の課題は、組織化だと感じています。