独立開業を目指す公認会計士・税理士の方向けの記事

独立開業するにあたって早くも失敗したと思った2つのこと

独立して間もないのに…

こんにちは。当ブログをご覧いただきありがとうございます。
この記事では独立開業にあたってちょっと失敗したかもと思ったことをご紹介させていただきます。

独立したこと自体を失敗したと思うかどうかは数年経験してみないことには何とも言えないと思いますが、すでにいろいろと書類を書いたり、人に名刺を配ったりしているうちにちょっとこれは失敗したかもしれないと思ったことがありました。

失敗したと思ったことその①

まず失敗したと思ったことは、事務所名が長いということです。どういった事務所なのか名前を聞けばすぐにわかるようにと「江﨑会計・中小企業診断士事務所」と名付けました。

公認会計士なので、公認会計士協会に登録している公認会計士江﨑会計事務所(一定のルールがあり自由に事務所名はつけられません)という名称をそのまま使ってもよかったのですが、私なりにコンサルティング業務を中心とした事務所にしたいという思いがあり、中小企業診断士の資格を前面に出した事務所を独自に作ることにしました。

ですが、この名前だと事業用口座のフリガナが入らなかったり、自己紹介するときに長すぎて「江﨑会計事務所」と略してしまったり、別の方に紹介してもらう時にその方が言いづらかったりと、些細なことなのかもしれませんがストレスを感じます。いっそ○○コンサルティングのようなカタカナのそれっぽい名前を考えればよかったと後悔しました。

余談ですが、会計事務所や弁護士事務所など他の士業の方から「公認会計士を前面にださないの?」という質問を受けました。これは、公認会計士の方が中小企業診断士より難しい資格という認識があるためです。が、そういった資格を目指したことがない人からすると公認会計士も中小企業診断士も評価にそこまで違いはないのではないかと思っています。もしそうであれば、コンサルティングのイメージが強い中小企業診断士をアピールした方がいいと思いました。

失敗したと思ったことその②

もう一つ失敗したと思ったことは住所です。現在自宅で開業していますが、バーチャルオフィスという住所だけ借りられるサービスを使って別の福岡市の中心部の住所を事務所の住所にしようとしています。

自宅の住所が不特定多数の人に見えるのは恐いかなと思ってそのようにしましたが、開業届も含め、いろいろなところで自宅の住所で登録することのメリットもあり、ちょっと失敗したかもしれないと思いました。バーチャルオフィスはすでに名刺等でお伝えしてしまっていることもあり、1年ぐらいは様子を見て使い続けようとは思いますが、徐々に自宅住所に統一していこうと思っています。

バーチャルオフィスは福岡市のど真ん中の住所で、会社っぽい印象を与えることができますが、郵便物がそちらに届くと自宅に転送されるまで最長で1週間かかってしまいます。また、大型の郵便物は有料です。これが思ったより不便で、急ぎの書類なんかがバーチャルオフィスの方に郵送されてしまうとタイミングによっては結局そこに自分で取りにいかなければならないなど、かなり困ることになりそうです。

もう一つは、独立開業している先輩からアドバイスされたのですが、私の自宅は福岡市の中心から少し外れたベッドタウンにあり、これが競合が少ない立地であるため目立ちやすいといわれました。確かに、福岡市の中心にはたくさんの会計事務所があり、あえて開業したばかりの私の事務所がヒットする可能性は限りなく低いです。一方で自宅周辺の会計事務所は中心部に比べれば圧倒的に少なく、自宅周辺の会計事務所を探している人がいれば目に留まる可能性は格段に上がります。この話は、認定アドバイザーとなっている会計ソフトfreeeの担当の方からも言われました。

今後事務所を借りることになるとしても、自宅に近いところに事務所を借りる方がいいのかもしれないと思いました。

今のところ、ちょっと失敗したかもしれないと思ったことはこれぐらいです。

春日市周辺で会計事務所をお探しの方、独立開業を検討されている、独立開業したばかりで情報交換したいと思われている方などお問い合わせフォームからよろしくお願いいたします。